ガットの種類による違い

テニスのガットには、様々な種類があります。素材や太さによって、ボールの飛び具合も、ガットの耐久性も違ってきます。ガットの違いによって、テニスの楽しみ方も変わってきますので、自分に合ったガットを選びましょう。

ガットの素材

ガットの語源は英語の「gut」(腸)から来ています。もともと羊の腸から作られていたからですが、最近はナイロンやポリエステル、牛の腸のものが多く使用されています。牛の腸から作られたガットは、ナチュラルガット又はシープガット(羊の腸)と呼ばれます。シープガットは現在は牛の腸を使うことが多いのですが、羊の腸を使っていた頃の名残でそう呼ばれています。

ナイロンガット(シンセティックガット)

比較的低価格で種類も豊富であるナイロンガットは、一般的にもっとも多く使われています。
ナイロンガットには、モノフィラメントとマルチフィラメントという2種類の構造があります。モノフィラメントは1本の太い繊維の芯が中に入っており、反発性と耐久性にすぐれ、値段も低価格。一方、マルチフィラメントはたくさんの細い繊維を束にした芯が入っていて、値段はモノフィラメントより高めですが、弾力性があり柔軟です。また、ナチュラルガットに近い感覚で打つことができます。

ポリエステルガット

強くボールを打つためガットが切れやすい、ハードヒッターのプロ選手たちに人気があるのがポリエステル。耐久性にすぐれていますが、緩みやすいという欠点があります。また、ポリエステルはとても硬いので、肘に負担をかけたくない人などにはあまりおすすめできません。

ナチュラルガット(シープガット)

緩みにくく弾力性があり、振動もよく吸収する全てにすぐれた使いやすいガットです。多くのプロ選手も使用していますが、価格が高く、やや切れやすいという欠点を持ちます。

ガットの太さ

ガットは1.1~1.2 mmから1.4 mmぐらいまで様々な太さのものがありますが、1.3 mmぐらいの太さのものが標準的と言われています。
細いガットは反発性がよく打球のスピンのかかりもよくなります。しかし、切れやすいという欠点があります。ボールをよく飛ばしたり、スピンをかけたりしたい場合は細いガットを選ぶと良いでしょう。
一方、太いガットは丈夫で切れにくく安定したショットを打てます。ただし反発性は悪くなりますので、安定感やコントロール重視で使用したい場合は太いガットを選ぶのがおすすめです。

テンション

ガットの張り具合(テンション)によって、耐久性やボールの飛び方などが違ってきます。硬く張りすぎると切れやすくなり、ボールも飛ばなくなります。また、腕や肘に負担もかかりやすくなります。柔らかいと切れにくく、ボールも飛びます。けれども、コントロールが難しくなる場合があります。

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