ゴールデンスラム

テニスの4大大会(ウィンブルドン選手権、全米オープン、全仏オープン、全豪オープンの4つ)を1年のうちにすべて制することをグランドスラムと言います。グランドスラムという言葉だけならどこかで一度ぐらいは聞いたことがあるかもしれませんね。では、ゴールデンスラムという言葉があるのをご存知でしょうか。ゴールデンスラムとは、4大大会制覇に加えて、オリンピックの金メダルも獲得することです。

グランドスラム達成者

4大大会のうちウィンブルドン選手権は1877年に第1回が開催されています。全米・全仏・全豪オープンの3大会の第1回は、1960年。ということは、グランドスラム達成者は1960年以降しかいないということになります。
これまでにグランドスラムを達成したことがあるのは、男子シングルス2人、女子シングルス3人、男子ダブルス1組、女子ダブルス1組、混合ダブルス1組です。この数字だけを見ても、グランドスラムがどれほど難しいことかわかります。

オリンピックにおけるテニス

テニスは、1896年の第1回アテネオリンピックから1924年の第8回パリオリンピックまで行われましたが、その後しばらく大会種目から外れていました。しかし、1984年のロサンゼルスオリンピックで公開競技として56年ぶりにテニスが行われ、1988年のソウルオリンピックから正式種目として復活しました。

ゴールデンスラム達成者

では、ゴールデンスラムを達成したことがある選手は何人いるのでしょうか。答えは、たった1人。1980~90年代に世界のトップ選手として活躍した、シュテフィ・グラフ選手です。グラフ選手は、1988年に4大大会すべてを制し、この年のソウルオリンピックで金メダルを獲得しました。「ゴールデンスラム」という言葉自体、グラフ選手がこれを成し遂げたことから名づけられたのです。

キャリア・グランドスラム

1年のうちではなく、生涯を通じて4大大会すべてに1回以上優勝することを、キャリア・グランドスラムと言います。キャリア・グランドスラムは今までに、男子シングルス5人、女子シングルス7人、男子ダブルス7組、女子ダブルス4組、混合ダブルス2組が達成しています(年間グランドスラム達成者も含む)。

キャリア・ゴールデンスラム

では、キャリア・ゴールデンスラムを達成した選手はいるのでしょうか。シュテフィ・グラフ選手はもちろんですが、ほかにも1人います。アメリカのアンドレ・アガシ選手です。アガシ選手は20年以上の選手生活の中で4大大会すべてを制し、1996年のアトランタオリンピックで金メダルを獲得しました。

ゴールデンスラム達成者2人の関係

ご存知の方も多いかもしれませんが、このアガシ選手と、年間ゴールデンスラム達成者のグラフ選手は夫婦です。今までたった2人しか成し遂げたことのないキャリア・ゴールデンスラムの達成者が夫婦であるというのも面白いですね。テニスを極めた者同士、通じ合う部分も多かったのでしょうか。

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