テニス選手の引退後

テニスは年齢・性別にかかわりなく、一生楽しむことができるスポーツです。
プロ・アマチュアを問わず、プレイヤーとして第一線を退いた後も、様々な形でテニスに関わり続けてゆく人は少なくありません。

プレイヤーから指導者へ

現役時に培った技術や経験を生かし、プレイヤーから指導者になる人は多く見られます。
プロ指導者の資格としては、文部大臣認定資格の「競技力向上指導者」(コーチ)と「地域スポーツ指導者」(指導員)、日本テニス協会と日本プロテニス協会の認定資格である「商業スポーツ指導者」(教師)があります。
「競技力向上指導者」(コーチ)は、ジュニアと一般レベル~トップレベルの選手の育成をおこない、「地域スポーツ指導者」(指導員)は、地域においてテニス愛好者の指導をおこないます。そして「商業スポーツ指導者」(教師)は、テニススクールなど商業施設でテニスの指導をおこなうための資格です。
1998年に現役を引退した松岡修造選手も、現在はプロの指導者として活躍しています。松岡選手に先立つ1996年に現役を退いた伊達公子選手も、引退後早い時期からキッズテニスの指導・普及に力を入れています。

スポーツジャーナリストとして活躍する名選手たち

四大大会などのメジャーな大会では、往年の名プレイヤーが解説者として名を連ねていることがたびたびあります。また、キャスターとしてスポーツニュースなどでレギュラー出演している引退選手もいます。
このように、プレイヤーとしての経験や知識を、技術指導とは別の側面から生かしてゆく引退選手も多くいます。松岡修造選手も、後進指導にあたる一方で、キャスターやタレントとしても活躍しています。
日本女子選手で史上初の世界ランキングトップテンという快挙をなしとげた伊達公子選手も、著書の出版や講演など、様々な分野からテニス文化を支えています。

実業家として活躍する人も

テニスプレイヤーとして活躍した人々の中には、実業家として活動する人もいます。
テニススクールの創設者・経営者の中でも、その人自身がかつて名プレイヤーとして名を馳せていたという例は少なからずあります。
ポロシャツや香水、眼鏡などの有名ブランド「ラコステ」は、フランスの往年の名プレイヤー、ルネ・ラコステが現役引退後に創業した企業です。彼は現役引退後4年を経て、テニスウェアのデザインに着手しました。彼の妻がゴルフの全英選手権の優勝者であったことから、ゴルフウェアのデザインも手がけるようになり、現在に至るまで著名なアパレルメーカーの一つとして世界的に知られています。

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