テニススポーツ医学

インピンジメント症候群

インピンジメント(衝突)症候群とは、肩関節の内部組織の慢性的な障害や外傷のことです。症状が軽くても、痛みや関節機能の低下によって満足なプレーができなくなることがあります。
あまり聴き馴染みのない症状ですが、テニスや野球など肩関節をよく動かすスポーツプレイヤーにとっては無視できない症状のひとつです。

インピンジメント症候群の症状と予防法

肩を動かす時(特に腕を肩、頭上より高く上げる時)に鋭く痛み、症状が進行すると、安静時でも肩の深部で痛みを感じるようになります。プレーでも、痛みのためサーブが打ちづらくなるなどの弊害が出てくるでしょう。
インピンジメント症候群の予防方法は、練習や試合の前後に十分に肩のケアをすることです。準備運動時のストレッチやマッサージ、運動後のアイシングやクールダウンをしっかりするようにして、肩関節をいたわってください。

インピンジメント症候群の治療

肩甲上腕関節のインピンジメント症候群は、数週間・数ヶ月かけて症状が進みます。そのため、症状の経過を評価しながらの治療が必要となるでしょう。
痛みを感じはじめたら、まずはプレーの量を減らします。温熱療法や筋力強化訓練など予防方法の延長のような形でゆっくりとリハビリをして回復に努めるようにしてください。そのほか、痛みを抑えるための薬剤(塗り薬)を用いることもあります。
これらの方法で長期的に治療を行った結果、半年ほど経過しても改善が見られない場合には手術を要する場合もあります。

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