エムズテニス便り

2008年11月27日第56話 2008年11月27日(木)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
先日お茶を数名と飲んでいると「あっ、茶柱が立った!」と喜んでいる方を発見しました。昔から茶柱が立つと縁起がいいといわれています。なぜそのようにい われてきたのかを調べていたら、かつて茶柱の研究が日本学生科学賞文部大臣奨励賞を受賞していたことがわかったので書きたいと思います。その研究による と、茶柱となる茎の片方に水分が多く染み込み重くなることから茶柱が立つというのです(結構当たり前)。それでは、なぜ片方だけに水分が多く染み込むかと いうと、茎は内部がスポンジ状になっていて、その繊維が荒いほうがより多くの水分を吸い込み、そして、気泡が多く出るほうが上となって茶柱が立つという訳 です。その研究によれば、茶柱が立ちやすい条件があって「湯は80度以上の高温。短い・細い・濃い色の茎が立ちやすく、新茶の方が良い」そうです。でも、 茶柱を立たせようとしてお茶を入れるより、偶然に茶柱が立った方が「縁起が良い」と感じるのではないでしょうか・・・。

さて今回は大きな大会で必ずと言っていいほど話題になるドーピングについてです。まずはドーピングの定義を書きたいと思います。「生体には生理的に 存在しない物質(いわゆる薬物)は、いかなる方法で投与されても、また生理的に存在する物質(ホルモンや血液など)は異常な量や方法で投与または使用され た場合、それが競技能力を高めることが目的であればドーピングと認める」とあります。

次に主な禁止薬物の中でも、私たちに非常に身近なものについてです。まずはカフェイン。これは、お茶・コーヒー・栄養ドリンク・清涼飲料水にも含ま れていますが、一般的な量を飲むだけならかまいません。しかし試合前の選手はミネラルウォーターを飲むように習慣づけた方が良いでしょう。次にエフェドリ ン。これは聞きなれないかもしれませんが、市販の風邪薬に入っているものですので、選手はドーピング検査のある試合の1週間以内は使用しないほうが良いで しょう。

このように身近なものが禁止薬物に指定されています。規則、とくに禁止薬物は2年ごとに変わるようなので、最新の規則に関して知りたい方はJTAドーピング・コントロール委員会に問い合わせてみて下さい。

北京オリンピックでもドーピングによりメダルを剥奪された選手がいました。勝ちたいという気持ちはわかりますが、禁止事項を守らずにプレーすることは、やはり「いけないこと」だと思います。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・ナスパジュニアテニスアカデミー冬季合宿2008の募集を開始しました。
・11月21日(金)より第56期の優先継続週がスタートしました。
・2008年12月22日(月)〜2009年1月4日(日)までの期間は年末年始につきスクール休講となります。

 

2008年11月20日第55話 2008年11月20日(木)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
この前、雑誌にミッキーマウスが載っていました。なんとなく見慣れたミッキーを見ていて不思議に感じた事があったので書きたいと思います。それは「何で ミッキーは白手袋をしているのだろう?」です。そう疑問に感じて、お土産でもらったディズニーランドの袋などを見てみると、どんなファッションに身を包ん でいても、かならず白手袋をしていたのです。過去のディズニーアニメでは、風呂に入る時でさえ白手袋をはめていたそうです。では、なぜミッキーは白手袋を はずさないのでしょうか。あるディズニー研究家によると、「白手袋の白は文明を象徴する色、手袋は人間を意味する小道具」だそうです。つまり白手袋は、 ミッキーがただのネズミではないということを意味していたのです。ミッキーの他にもグーフィーが白手袋をしています。ミッキーもグーフィーも人間と同じ言 葉を話し、人間のような暮らしをしているキャラクターですから、そのようなキャラクターには「彼らはただの動物ではありません」というディズニーからの メッセージが込められていたんですね。

さて今回はテニスマスターズカップ(以下マスターズに省略)について書きたいと思います。マスターズとはATPツアーの年間最終戦で、年間最終ラン キング上位8名しか出場資格を得られない大会です。第1回大会は1970年に東京で「ザ・マスターズ」として開催され、以降パリ・バルセロナなど各国持ち 回りで開催されていましたが、1977年からはWTAツアー選手権と同時にアメリカ・ニューヨークで行われるようになります。1990年に「ATPツアー 世界選手権」(ATP Tour World Championships)に改称され、1999年までドイツで開催されていました。2000年の第31回大会から現在のテニスマスターズカップという 名称になり、リスボン、シドニーなどで開催されたあと、2005年から今年2008年まで中国の上海で開催されていました。2009年からはイギリス・ロ ンドンで開催される予定で、名称もATPワールドツアーファイナルに変更される予定です。

ちなみに、今年のマスターズ優勝はノバク・ジョコビッチでした。おめでとうございます。一度この眼でマスターズを見てみたいと思っていたのですが、イギリスに開催国が変更になると聞いて、最後のチャンスを逃した気分になってしまいました・・・。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・ナスパジュニアテニスアカデミー冬季合宿2008の募集を開始しました。
・11月21日(金)より第56期の優先継続週がスタートします。
・2008年12月22日(月)〜2009年1月4日(日)までの期間は年末年始につきスクール休講となります。

 

2008年11月06日第54話 2008年11月6日(木)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。

さて、今回も先週に続き「テニス規則」について書きたいと思います。

■相手選手への妨害について
・プレー中に相手選手が打とうとしているとき、ラケットを振り回したり、大声を出したりなどの行為は相手への妨害として失点となります。主審がいない試合 で相手の言動によってプレーに集中できないような場合はレフェリーを呼び、事情を話して妨害かどうか判断してもらいましょう。

・プレー中にかぶっていた帽子を落としたり、ポケットに入っていたボールを落としてしまったときは、主審が「レット」とコールして、そのポイントを ファーストサーブからやり直します。意識的に妨害しようとした行為ではないので1回目だけは注意を受け、そのポイントをやり直します。しかし、2回目から は相手のプレーを妨害したものとして1ポイントを失いますので注意しましょう。例外として、ラケットを落とした場合と靴が脱げた場合があります。この場 合、相手の気が散るのは確かですが、それよりも落とした選手のほうが明らかに不利な状況となるためレットにはならず、プレーを続けることになります。

・隣のコートからボールが転がってきたり、風でビニール袋などが飛んできたり、ネットのセンターストラップが外れたりしたら、主審がレットとコール してプレーを中断し、そのポイントをやり直すことができます。主審がいない試合では、選手がレットとコールすることができます。しかし、観客の声などは妨 害として考慮されていないため、観客のアウトの声を、主審や線審の声と勘違いしてプレーを止めてしまった場合、失点となりますので応援の方々もプレー中は 声を出さないで観戦することがテニスのマナーとなります。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・10月31日(金)より第55期スクールがスタートしました。
・10月より石巻市で「スポーツアカデミー石巻テニススクール」を開講致しました。詳細についてはホームページをご覧下さい。