エムズテニス便り

2008年06月24日第40話 2008年6月24日(火)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
皆さん、パソコンのキーボードの配列に疑問を感じたことはありませんか?この文章を作っているのも、もちろんパソコンなのですが、パソコンを使い始めた頃 は「何でバラバラなんだろうと」思っていました。そこで調べてみたら謎が解けたので書きたいと思います。私たちが使っているキーボードは、ふつう最上段か らQ.W.E.R.T.Yのキーが並ぶ「QWERTY配列」にのっとって、アルファベットの並びがデタラメになっていますよね。なぜ、このような不規則な 並びになっているかというと、これは初期のタイプライターの構造と関係があります。十九世紀のタイプライターは、あまり速く打つと壊れてしまったそうで す。そこで連打されることの多いキー同士をわざと離して配列したそうです。ちなみに注意して見ると、最上段のキーは「TYPEWRITER」と並べ替えら れます。

第40話の今回はトーナメントに関する用語です。
<ディレクター>
 大会運営の総責任者のこと。主な仕事は大会会場の手配から予算、要項作成、各スタッフの手配、広報など多岐にわたります。
<レフェリー>
 競技に関する責任者のこと。主な仕事は、試合がテニス規則に則しているかチェックしたり、公平でスムーズな試合進行をする、選手へ必要な情報を提供す る、ドローを作成する、必要に応じて試合コートを移動したり雨天・日没などの理由で試合を中断したり延期したりする、など試合運営に関する責任者です。
<JTT大会>
 300万円以上の賞金がつく大会をジャパンテニスツアー(JTT)といいます。全日本テニス選手権が代表的な大会です。
<JOP大会>
 300万円以下の賞金大会及び賞金のつかない公式トーナメントをジャパンオフィシャルポイント(JOP)大会といい、全国各地で多くの大会が行われています。
<JOPR>
 JTT大会、JOP大会、国際大会で獲得したランキングポイントを総合して順位を付けたものをジャパンオフィシャルポイントランキング(JOPR)といいます。
<ウォークオーバー>
 対戦相手が試合コートに現れず、プレーしないで試合に勝つことをウォークオーバー(不戦勝)と言い、ドローには「W.O.」と記載されます。
<リタイア>
 体調不良や怪我により、試合途中でプレー続行を断念することをリタイアと言い、ドローには「RET.」と記載されます。
<デフォルト>
 大会会場で重大な問題行動や発言をした選手に対してプレーを禁止することをデフォルト(失格)と言い、ドローには「DEF.」と記載されます。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・6月29日(日)より第53期スクールがスタートします。

 

2008年06月17日第39話 2008年6月17日(火)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
何かに番号をつけるとき「No.」と表記しますよね。でも英語の「number(ナンバー)」には「o」が入っていません。だから「number」の省略 形ではないのです。では「No.」は何を略したのでしょうか。それはラテン語の「numero(ヌメロー)」。「numero」は数を意味する 「numerus」が格変化したもので「番号でいえば」のような意味となります。皆さん知っていましたか?

第39話の今回は試合で起こりえることについて書きたいと思います。
1)試合中にストリングが切れた場合
ストリングの切れたラケットで新しいポイントをプレーすることはできません。しかし、ラリー中にストリングが切れた場合はポイントが終わるまでプレーを続 けます。サービスを打ったとき、サーバーのラケットのストリングが切れた場合、そのサービスがフォルトの場合は、引き続きセカンドサーブを打っても、ある いはラケットを交換してから打ってもかまいません。また、ファーストサーブのフォルトのボールをレシーバーが反射的に打ち返しストリングが切れた場合は、 レシーバーはラケットを交換してもしなくても構いませんが、ラケットを交換した場合は、サーバーにファーストサーブが与えられます。
2)コンタクトレンズと眼鏡
試合中、コンタクトレンズを落としてしまった場合は、理にかなった時間内で付近を探すことができます。また、代用品が会場内にあれば用具の不都合として取りにいくことができます。ただし破損・紛失に限って認められています。
3)携帯電話・CDプレーヤーなどの利用
プレーヤーが携帯電話・CDプレーヤーなどを試合中に使用することはできません。偶発的に携帯電話が鳴った場合は、電源を切るかマナーモードに再設定し、プレーの妨げにならないようにしなければなりません。
4)試合中にボールを紛失した場合
ボールを紛失した場合は、その紛失した数だけ、使われているものと同じ程度のユーズドボールを補充します。ただし、この紛失がウォームアップ中、または ボールチェンジ後2ゲーム以内に起こった場合はニューボールを補充します。第1セット第1ゲーム中の紛失はウォームアップを2ゲームとみなし、ユーズド ボールを補充します。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・6月29日(日)より第53期スクールがスタートします。

 

2008年06月12日第38話 2008年6月12日(木)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
よく女性のスクール生に血液型を聞かれます。皆さんも人生の中で数百回は聞かれていませんか?最近ではB型の本などもベストセラーになっているほど日本人 は血液型を気にしています。新聞・雑誌・テレビも血液型占いだらけですよね。しかし外国では違います。ニューヨークでおこなわれた街頭調査によると82% の人が自分の血液型を知らないと答えたそうです。海外旅行で「あなたの血液型は?」と聞いたら「なぜ、そんなことを聞くの?」と返されてしまうかもしれま せん。ちなみに欧米には血液型占いはなく、星座をもとにしたホロスコープが主流です。

さて、今回は子供の遊びについて考えたいと思います。最近、外で遊ぶ子供が少なくなったとよく言われます。朝は登校時間ギリギリまで寝ていたり、外 では遊ばずテレビゲームや携帯電話で遊んだり、放課後は塾通いなど、数十年前とは状況が変わってきています。私が小さい頃などは、朝は虫や魚を取り、放課 後は暗くなるまで野球・サッカー・缶蹴りなどをして遊んでいました。移動も自転車や歩きがほとんどです。ここで大切なことがあります。発育発達期でのさま ざまな体験が子供の将来に大きな影響をもたらすということです。例えば以下のような遊びには重要な要素が含まれています。

●虫取り
 虫がいそうな場所を探るために、木に登ったり、木の根元を掘ったりします。つまりバランス感覚・左右の手足の使い方を習得できるのです。
●魚採り
 川で石を積んだり、仕掛けを作ったりします。魚を採るために戦略戦術を実践することです。
●缶蹴り
 鬼の死角がどこかを探すことや、誰かが囮になって鬼の気をそらすなどのグループ戦術です。
●水切り
 川で平らな石を見つけ投げる動作を自然と体得できる。

このように外で遊ぶことは子供の運動能力と深く関わっています。便利な世の中になり、移動や連絡が簡単になりました。遊ぶものも増え、外で遊ばなく ても楽しめる状況。街からは自然が消え、ビルが立ち並ぶ現代日本。ある意味、仕方のないことだとは思いますが、なんか寂しい感じを受けるのは私だけでしょ うか。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・6月29日(日)より第53期スクールがスタートします。

 

2008年06月03日第37話 2008年6月3日(火)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。

第37話の今回はテニスに必要な体力の6要素について書きたいと思います。一般的に体力とは、いろいろな身体的能力の総称とし使われていますが、テニスに必要な体力要素としては主に以下の6要素が挙げられます。
<筋力(パワー・筋持久力)>
筋力は必要不可欠な体力要素で、各ストローク動作やダッシュ・ジャンプなどに必ず筋力が関与しています。したがって、全身の筋力を向上させながら、筋力に スピードの要素を加味したパワーの向上を図ることが重要です。また、パワーを試合の最後まで持続させることも重要ですから、筋持久力の要素も高める必要が あります。
<持久力>
持久力には無酸素性持久力と有酸素性持久力があります。無酸素性持久力とは、動きのスピードやストロークのパワーを試合の最後まで持続できるかどうかとい う能力です。これは疲労物質である乳酸の蓄積に耐えることのできる能力でもあり、能力を高めるためには最大スピードの90%程度の強度で、休息をいれなが らインターバルトレーニングを行うと効果的です。次に有酸素性持久力ですが、これは全身持久力のことで、呼吸循環機能(心臓・肺・組織の毛細血管など)の 総合的能力を表しています。この能力に優れていると長時間のハードな練習や試合に耐えることができ、集中力も持続できることになります。
<スピード>
テニスに求められるスピードは短い距離をいかに速く動くことができるかです。つまりボールに早く追いついたり、ポジションにできるだけ早く移動したりする 能力です。スピード能力が向上すれば、プレーヤーはプレーに対して余裕をもつことができ、守備範囲や攻撃力も増大します。
<敏捷性>
敏捷性とは動作のスタート・ストップ・切り替えしなどの際に素早く動く能力のことで、スピードと関連性が強い要素です。この要素を高めることは、効率よく素早く動くことになりますから、ショットの安定性にもつながる要素です。
<柔軟性>
柔軟性とは関節の可動性を表すものです。テニスでは身体を曲げたり、伸ばしたり、回転させたりする動作が多く、身体の各関節の可動性を高めておくことは、その動作をスムーズに行うためにも、また障害予防という点からも重要です。
<コーディネーション(調整力)>
コーディネーションとは、いろいろと変化する運動に対して敏速かつ正確に対応する能力のことです。テニスの場合、相手が打ったボールや相手の動きに応じて適確に判断して打球しなければなりません。そのためには神経と筋との協応性を高めていくことが重要です。

テニスの練習とトレーニングを同時に行い、さらなるレベルアップを目指しましょう。トレーニングの方法などについてわからないことがあれば各コーチや接骨院の青木先生・松井先生に聞いてみて下さいね。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・6月7日(土)まで優先継続週です。
・6月8日(日)よりコース変更及び新規入会の受付を開始します。