エムズテニス便り

2008年06月12日第38話 2008年6月12日(木)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
よく女性のスクール生に血液型を聞かれます。皆さんも人生の中で数百回は聞かれていませんか?最近ではB型の本などもベストセラーになっているほど日本人 は血液型を気にしています。新聞・雑誌・テレビも血液型占いだらけですよね。しかし外国では違います。ニューヨークでおこなわれた街頭調査によると82% の人が自分の血液型を知らないと答えたそうです。海外旅行で「あなたの血液型は?」と聞いたら「なぜ、そんなことを聞くの?」と返されてしまうかもしれま せん。ちなみに欧米には血液型占いはなく、星座をもとにしたホロスコープが主流です。

さて、今回は子供の遊びについて考えたいと思います。最近、外で遊ぶ子供が少なくなったとよく言われます。朝は登校時間ギリギリまで寝ていたり、外 では遊ばずテレビゲームや携帯電話で遊んだり、放課後は塾通いなど、数十年前とは状況が変わってきています。私が小さい頃などは、朝は虫や魚を取り、放課 後は暗くなるまで野球・サッカー・缶蹴りなどをして遊んでいました。移動も自転車や歩きがほとんどです。ここで大切なことがあります。発育発達期でのさま ざまな体験が子供の将来に大きな影響をもたらすということです。例えば以下のような遊びには重要な要素が含まれています。

●虫取り
 虫がいそうな場所を探るために、木に登ったり、木の根元を掘ったりします。つまりバランス感覚・左右の手足の使い方を習得できるのです。
●魚採り
 川で石を積んだり、仕掛けを作ったりします。魚を採るために戦略戦術を実践することです。
●缶蹴り
 鬼の死角がどこかを探すことや、誰かが囮になって鬼の気をそらすなどのグループ戦術です。
●水切り
 川で平らな石を見つけ投げる動作を自然と体得できる。

このように外で遊ぶことは子供の運動能力と深く関わっています。便利な世の中になり、移動や連絡が簡単になりました。遊ぶものも増え、外で遊ばなく ても楽しめる状況。街からは自然が消え、ビルが立ち並ぶ現代日本。ある意味、仕方のないことだとは思いますが、なんか寂しい感じを受けるのは私だけでしょ うか。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・6月29日(日)より第53期スクールがスタートします。

 

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