エムズテニス便り

2008年06月03日第37話 2008年6月3日(火)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。

第37話の今回はテニスに必要な体力の6要素について書きたいと思います。一般的に体力とは、いろいろな身体的能力の総称とし使われていますが、テニスに必要な体力要素としては主に以下の6要素が挙げられます。
<筋力(パワー・筋持久力)>
筋力は必要不可欠な体力要素で、各ストローク動作やダッシュ・ジャンプなどに必ず筋力が関与しています。したがって、全身の筋力を向上させながら、筋力に スピードの要素を加味したパワーの向上を図ることが重要です。また、パワーを試合の最後まで持続させることも重要ですから、筋持久力の要素も高める必要が あります。
<持久力>
持久力には無酸素性持久力と有酸素性持久力があります。無酸素性持久力とは、動きのスピードやストロークのパワーを試合の最後まで持続できるかどうかとい う能力です。これは疲労物質である乳酸の蓄積に耐えることのできる能力でもあり、能力を高めるためには最大スピードの90%程度の強度で、休息をいれなが らインターバルトレーニングを行うと効果的です。次に有酸素性持久力ですが、これは全身持久力のことで、呼吸循環機能(心臓・肺・組織の毛細血管など)の 総合的能力を表しています。この能力に優れていると長時間のハードな練習や試合に耐えることができ、集中力も持続できることになります。
<スピード>
テニスに求められるスピードは短い距離をいかに速く動くことができるかです。つまりボールに早く追いついたり、ポジションにできるだけ早く移動したりする 能力です。スピード能力が向上すれば、プレーヤーはプレーに対して余裕をもつことができ、守備範囲や攻撃力も増大します。
<敏捷性>
敏捷性とは動作のスタート・ストップ・切り替えしなどの際に素早く動く能力のことで、スピードと関連性が強い要素です。この要素を高めることは、効率よく素早く動くことになりますから、ショットの安定性にもつながる要素です。
<柔軟性>
柔軟性とは関節の可動性を表すものです。テニスでは身体を曲げたり、伸ばしたり、回転させたりする動作が多く、身体の各関節の可動性を高めておくことは、その動作をスムーズに行うためにも、また障害予防という点からも重要です。
<コーディネーション(調整力)>
コーディネーションとは、いろいろと変化する運動に対して敏速かつ正確に対応する能力のことです。テニスの場合、相手が打ったボールや相手の動きに応じて適確に判断して打球しなければなりません。そのためには神経と筋との協応性を高めていくことが重要です。

テニスの練習とトレーニングを同時に行い、さらなるレベルアップを目指しましょう。トレーニングの方法などについてわからないことがあれば各コーチや接骨院の青木先生・松井先生に聞いてみて下さいね。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・6月7日(土)まで優先継続週です。
・6月8日(日)よりコース変更及び新規入会の受付を開始します。

 

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