エムズテニス便り

2009年01月25日第60話 2009年1月25日(日)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
昨年、サッカークラブ世界一を決める大会が日本で開催され、大変話題になりました。特にマンチェスターユナイテッドは人気がありました。
サッカーの試合ではタッチラインから出たボールはスローインで投げ入れてゲームを再開します。スローインの投げ方は両手投げとルールで決まっていますが、 なぜ片手ではいけないのでしょうか。そこで調べてみると、元々は片手で行われていたようです。しかし、19世紀後半にイングランドで50m以上もボールを 投げる選手が現れ、その後、直接ゴールを狙う選手が多く試合に出場することになります。しかし、これでは足でボールを扱うことを主体としたサッカーではな くなるということで、1882年にルールが改正され、現在のスローインとなったそうです。

さて今回は現在開催中の「全豪オープン」(オーストラリアンオープン)の歴史に関して書きたいと思います。全豪オープンは、1905年、オーストラ リアとニュージーランドの共同大会である「オーストラレージアンテニス選手権」として創設されたのが始まりです。その後、第一次世界大戦のため1916年 -1918年の3大会が開催中止となり、1927年に「オーストラリア選手権」と改称されます。その後、第二次世界大戦で1941年-1945年が開催中 止となり、1969年にオープン化され「全豪オープン」となりましたが、開催都市は持ち回りでした。1972年にメルボルンで固定開催することになり、 クーヨンテニスクラブが会場となりました。その後1988年に会場をメルボルンパークに建設したナショナルテニスセンターに移します。2002年には車い すテニス部門を創設し、現在の全豪オープンの形になっていったのです。ちなみに全豪オープンは「エクストリーム・ヒート・ポリシー」(Extreme Heat Policy)が導入されている大会です。エクストリーム・ヒート・ポリシーとは、コートの気温が35度以上、湿球黒球温度が28度を上回った際に、主審 が試合開始時間を遅らせることができるシステムで、屋根付きのコートに関しては、屋根を閉めて開催されることになります。

日本人選手の活躍を期待しましょう!

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・2009年1月30日(金)より第57期の優先継続週がスタートします。

 

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