エムズテニス便り

2009年02月05日第61話 2009年2月5日(木)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
以前のブログで血液型を気にしているのは日本人だけという内容を書きました。そこで今回も血液に関して書きたいと思います。血液型の分類方法で最も知られ ているのはA型、B型、AB型、O型に分類するABO式です。では、A、Bと来て、なぜ次がCではないのでしょうか?この分類法を発見したのは1901 年、オーストリアの医師であるカール・ラントシュタイナーだと言われています。カール医師はまずそれぞれ独自の抗原を持つ「A型」と「B型」、どちらの抗 原も持たない「C型」の3つの血液型に分類しました。ところがその後、A型とB型の両方の抗原を持つ血液型が見つかり、これが「AB型」と分類され、それ までC型としていた血液型は両方の抗原を持っていないことから「ゼロ」の意味で「O型」と呼ばれるようになったそうです。皆さんご存知でしたか?

さて今回は、テニスの得点の数え方についてです。15・30・40と特殊な数え方をするテニスですが、始めてテニススクールにいらっしゃるお客様から「何でこんな数え方なのですか?」と、よく質問されます。そこで諸説ある中から、2つをご紹介したいと思います。

まず一つ目は、星の位置を測る方法「六分儀」に沿った数え方だという説です。六分儀では360度の円を6つに分けたものが1つの単位となります。テ ニスの試合も、かつては6セットマッチで行われ、全体の6分の1だから1セットは60度。その4分の1が1ゲームとされていたので、60度の4分の1で 15度。これを15・30・45と数えていたのがポイントの単位に変わったという説です。ではなぜ45ではなく40なのでしょうか?それは45を英語で コールするとforty-fiveと長くなるのでfortyに省略さてたのではないかと考えられています。

もう一つの説は、かつてのヨーロッパで一般的だった「60進法」に原因があるという説です。時計の文字盤も、一回りで60分(1時間)となるし、文 化の中心だった修道院の生活も、15分単位で祈りや読書、掃除などのスケジュールが定められていたことや、貨幣の単位までも60進法だったので、テニスの カウントが60進法になったという説です。

ちなみにゼロを「ラブ」というのは、ゼロに似た形の「卵」を意味するフランス語「レフ」が訛ったものという説が一般的ですが、その他にも、ラブにはもともと「何もない」という意味があったからという説もあります。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・2009年2月12日(木)まで第57期の優先継続週です。

 

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