エムズテニス便り

2008年04月08日第29話 2008年4月8日(火)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
突然ですが皆さん一度は飲んだことのある飲み物「ヤクルト」。私は健康のために毎日ヨーグルトを食べたりヤクルトを飲んだりしています。ではヤクルトの語 源はご存知ですか?実はヤクルトという言葉はエスペラント語なのです。エスペラント語とは1887年(明治20年)にロシアの眼科医ザメンホフが「世界共 通言語を作る」と発表し、現在でも世界で100万人程度が使っていると見られている世界共通言語のことです。エスペラント語ではヨーグルトのことを「ヤフ ルト」と言い、その日本語が「ヤクルト」なんです。皆さんご存知でしたか?

第29話の今回は外科的応急処置について書きたいと思います。皆さんRICEという言葉を聞いたことがありますか?RICEとは、Rest(安 静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上)の4つの処置の頭文字をとったものです。さらに、 Stabilization(固定)を加えてRICESと表現する場合もあります。適切な応急処置は損傷範囲の広がりを減らし、腫脹(しゅちょう)を抑 え、痛みを軽減することができます。
<R:Rest(安静)>
 運動を継続しておこなうと受傷した組織はさらに損傷を受けることになりますし、内出血をしている場合は腫れがひどくなりますから、運動を中止して安静にします。
<I:Ice(冷却)>
 患部を冷却することにより痛みを軽減することができますし、冷却することは損傷した組織の代謝を下げることになりますから、二次的低酸素障害を軽減する ことになります。また、損傷部位の拡大を防ぎ、浮腫や内出血による腫脹を軽減することにもなります。受傷後10分以内に冷却を適用しないと効果が薄くなり ますから注意して下さい。
<C:Compression(圧迫)>
 損傷をうけた軟部組織に圧迫を加えることで内出血や腫脹を抑えます。ただし圧迫が強すぎると静脈還流を妨げることになり、末梢の循環障害を起こし、二次的損傷の原因になる場合がありますから注意しましょう。
<E:Elevation(挙上)>
 患部を心臓より高い位置にすることにより、内出血による腫脹を抑えることです。

応急処置の基本となるRICEと傷の手当ての方法を知ることはスポーツにかかわるすべての人に必要な知識だと思います。しかし、あくまでも応急処置 のため骨折・脱臼・筋断裂などによる明らかな変形がある場合や腫脹や痛みのひどい場合は専門医の診断を仰ぐことは言うまでもありません。

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それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・4月11日(金)より新規入会者及びコース変更の受付を開始します。

 

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