エムズテニス便り

2008年08月12日第44話 2008年8月12日(火)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
一般の社会人の方はスーツで出勤している方が多いと思います。スーツには左胸の所にポケットがついているものがほとんどですが、あのポケットは何のために ついているのでしょうか?スカーフなどをお洒落で入れている方を見ますが、もともとは手袋を入れるためにあったようです。中世の男性は手袋をして社交界に 出ていました。その際に「私は家事など家庭の事はしていません」というアピールのために手袋をして社交界に出席していたのですが、手袋を外した際に入れる ポケットとしてできたようです。私は冠婚葬祭でしかスーツを着る機会がありませんが・・・。

さて今回は自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator:)、通称AEDについて書きたいと思います。AEDは心臓の心室細動の際に電気ショックを与え、心臓の働きを戻すことを試み る医療機器です。公共の場に配備されているAEDは、操作を自動化して医学的判断ができない一般の人でも使えるように設計されています。操作はいたって簡 単で、AEDの発する指示音声に従ってボタンを押すなど2〜3の操作のみで、取り付けもピクトグラムで分かりやすく説明されており、医療知識や複雑な操作 なしに電気的除細動が実行されます。AEDによる除細動の施行と併せて、そばにいる者が心臓マッサージ・人工呼吸を継続して行うことも救命のために不可欠 です。実際にAEDを一般市民が使うケースは非常に多いと考えられています。日本では救急車が現場到着するまで平均で約6分強を要しますが、心室細動の場 合、一刻も早く電気的除細動を施行することが必要とされており、6分も待つ余裕は全くない (カーラーの救命曲線によれば心停止3分で死亡率はおよそ50%)のが現状です。救急車の到着以前にAEDを使用した場合には、救急隊員や医師が駆けつけ てからAEDを使用するよりも救命率が数倍も高いことが明らかになっています。こうしたことから、AEDをなるべく多く配置するとともに、一人でも多くの 住民がAEDに関する知識を有することが非常に重要だとされているのです。

弊社が運営する各会場にもAEDを設置し危機管理に努めています。AED使用に関する知識(MFA受講者)をもったスタッフが数名在籍していますから、緊急の際は慌てずに救急車を呼び、近くのスタッフに声をかけて下さい。

また、AEDの使用方法や応急救命法に興味がある方はMFAインストラクターの三浦までお問い合わせ下さい。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・8月29日(金)より第54期スクールがスタートします。
・8月よりナスパサークル及びジュニアフリーエントリーの日程が携帯電話で確認できるようになりました。是非ご利用下さい。
サークル     http://www.yms-t.co.jp/info_mob/circle/
フリーエントリー http://www.yms-t.co.jp/info_mob/entry/
※最新携帯以外では表示されない場合がありますのでご了承下さい。

 

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