エムズテニス便り

2009年02月12日第62話 2009年2月12日(木)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
突然ですが皆さん、自動車の運転席の隣りを助手席と呼びませんか?でも、なぜ助手席と呼ぶのでしょうか?助手席に座る人が運転の手助けをしているようには 思えませんし。実は「助手席」という呼び方は、元々タクシー業界で使用されていた言葉が一般に広まったと言われています。日本にタクシーが登場した大正時 代、人力車や馬車も同じ道を走ることが多く、運転手一人だけで安心して走れる道は少なかったようです。そのためタクシーには、道順を指示したり、通りにく い場所で誘導を行う「助手」と呼ばれる人が欠かせない存在だったようです。また、当時は着物姿の乗客が多く、自動車の車高も高かったため、乗客が乗り降り する際には運転手以外に手助けする「助手」が必要だったこともあるようです。その後、車道の整備や人件費削減などの理由で「助手」は消えていきますが、 「助手席」という呼び方は残ったようです。

さて今回は、試合中にトイレに行く行為「トイレットブレーク」について書きたいと思います。トイレットブレークについてJTA(日本テニス協会) ルールブックには次のように記載されています。「トイレットブレークは男女ともにセットブレーク時に取ることができる。ただし、状態が深刻であるとアンパ イアが判断したときは、当該選手のサービスゲームの前にトイレットブレークを緊急処置として認める」。つまり、基本的にはセット間でのみトイレットブレー クが認められているということです。

次に、トイレットブレークの回数は以下のように決められています。
■3セットマッチ 男子シングルス → 1人1回
          男子ダブルス  → ペアで2回
          女子シングルス → 1人2回
          女子ダブルス  → ペアで2回
■5セットマッチ 男子シングルス → 1人2回
          男子ダブルス  → ペアで2回
■1セットマッチまたは8ゲームプロセット
 緊急時に限り、シングルス1人1回、ダブルスはペアで1回

上記の定められた回数のトイレットブレークをすべて使ってしまった後、必要であればトイレに行くことはできます。しかし、エンド交代時90秒、セッ トブレーク時120秒以内にプレーを再開せねばならず、再開できない場合はコードバイオレーション(不当なゲームの遅延)が科せられるとこになります。

ちなみに着替えについては、セットブレーク時、女子のみコートを離れることが許されていますが、男子は着替えのためにコートを離れることは認められていません。だからテレビを見ていると男子選手はコート内で着替えているんですね。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・2009年2月13日(金)より第57期の新規入会手続きがスタートします。

 

この記事へのコメント

この記事へのコメントはまだありません

この記事にコメントする