エムズテニス便り

2008年03月22日第26話 2008年3月22日(土)

こんにちは。(有)エムズテニスパークの鈴木です。
第26話の今回はウォーミングアップとウォームダウンについて書きたいと思います。

主運動を始める前に行う準備運動をウォーミングアップ、運動後に行う整理運動をウォームダウン(クーリングダウン)と言います。ではなぜこれらの運動が必要なのでしょうか?障害予防などが主な目的とされていますが、少し詳しく説明したいと思います。
<ウォーミングアップ>
 ウォーミングアップの生理学的目的は、運動によって体温、特に筋肉の温度を上げ、筋肉の収縮とともに神経系の回路の通りを良くすることにあります。これ によって動きがスムーズになりますので、激しい運動にもすばやく身体が適応するようになるのです。一般的な方法としてはまず3〜5分前後の軽いジョギング をし、その後、徒手体操によって身体をほぐします。このような運動により筋温を少し上げてから、筋肉をゆっくりと十分に伸展させるストレッチングを行いま す。次いで、軽いショートダッシュやジャンプなどを取り入れるとさらに効果的です。また、ウォーミングアップには生理学的なもののほかに心理的なものもあ ります。特に試合前などは心の準備が非常に重要ですから、身体のウォーミングアップを行うと同時に心のウォーミングアップを行いましょう。
<ウォームダウン(クーリングダウン)>
 ウォームダウンの目的は運動で使った筋肉やその他の器官を安静時の状態に戻すことです。一般的にはストレッチングやジョギングなどを行いますが、安静時 のレベルに戻すだけでなく、運動による疲労を回復させることも大きな目的となります。具体的には身体の血液分配の正常化(運動中止によって起こる下肢の血 液停滞による貧血の予防)のために、ジョギングやウォーキングをしながら徐々に身体を休めていきます。また、運動により身体に蓄積される無機リン酸、水 素、アンモニア、乳酸などの代謝産物を早く除去するためにも、急に運動を中止せず、積極的休息(アクティブ・リカバリー)という方法、つまりジョギングや ウォーキングなどにより代謝を高める方法がよいとされています。

それでは次回をお楽しみに。

<お知らせ>
・3月21日(金)より第52期の優先継続週がスタートしました。
・3月28日(金)〜4月3日(木)はスクール休講です。ジュニアスクールは別紙カレンダーにてご確認下さい。

 

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